漫画のセリフをご紹介いたします
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妻
「 遠いところをわざわざどうも 」
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弟
「 いや、東京に出張で来たついでだから 」
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弟
「 で、兄さん、話って? 」
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主人公
「 実家のことだ 」
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弟
「 やっぱりそれか 」
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主人公
「 親父が死んで空き家になって2年。お前も俺もなかなか手入れに行けないから、、荒れてきてるんじゃないかと思うんだ 」
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弟
「 だろうなあ 」
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妻
「 岩手のご実家の近くの親戚には頼めないの? 」
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主人公
「 みんな、高齢だからなあ 」
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主人公
「 それに固定資産税だって馬鹿にならない 」
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弟
「 じゃあ、売るのか? 」
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主人公
「 そうしたほうがいいと思うんだ 」
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妻
「 あの家をねえ・・・。お盆やお正月にみんなで集まって、にぎやかだったわよねえ 」
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弟
「 餅つきしたりなあ 」
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妻
「 あと、スイカ割り 」
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主人公
「 そうやって思い出に浸ってたら、いつまでも踏ん切りが付かなくなる 」
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主人公
「 思い出が詰まっているからこそ、大事にしてくれる人に住んで欲しい 」
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弟
「 うん。俺も、同じ意見だ 」
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主人公
「 それで、いい不動産会社知らないか 」
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弟
「 地元の?いやあ・・・ 」
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弟
「 ここは? 」
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菅野さん
「 はい。東北不動産Labo、菅野です 」
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主人公
「 あ、岩手の実家の売却について、ご相談が── 」
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菅野さん
「 そちらは現在、どなたかお住まいですか? 」
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主人公
「 いえ、空き家です 」
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菅野さん
「 お客様は、現在どちらにお住まいですか? 」
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主人公
「 千葉なんですよ。弟がいるんですが、それも名古屋で──あまりそちらに行けそうになくて 」
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菅野さん
「 かしこまりました。それでは、電話と、資料のやりとりは郵便で、進めてまいりましょう 」
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主人公
「 あ、それで大丈夫なんですか 」
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菅野さん
「 はい、大丈夫です 」
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主人公
「 というわけで、行かなくてもやってくれるみたいだから 」
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弟
「 そりゃ、よかったな 」
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主人公
「 今度、現地調査に行って査定してくれるって 」
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菅野さん
「 現地調査、行ってまいりました 」
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主人公
「 ありがとうございます。結構、ボロボロだったでしょう?庭の手入れもしていないし・・・売れますかね? 」
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菅野さん
「 当社は、不動産売買を専門にやらせて頂いております。売却成功のノウハウを持っておりますので、安心してお任せください 」
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主人公
「 はい、お任せします 」
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弟
「 ふーん。そういう値段で売れるんだったら、いいな 」
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主人公
「 なんか、大丈夫そうだったぞ 」
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菅野さん
「 買い手がつきました! 」
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主人公
「 あ、ほんとですか。よかったです。ありがとうございます 」
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主人公
「 売れた。売れたよ 」
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弟
「 おお、よかったな 」
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主人公
「 東北不動産Laboさん、対応も丁寧だったし、相談してよかったよ 」
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弟
「 うん 」
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主人公
「 ・・・見に行く? 」
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弟
「 え? 」
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主人公
「 いや、どんな人の手に渡ったのか、気にならないか? 」
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主人公
「 陰から、ちょっと見るだけだぞ 」
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弟
「 うん。あんまりジロジロ見ちゃな 」
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主人公
「 ・・・・・・ 」
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弟
「 いいご家族じゃん 」
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弟
「 え?兄貴、泣いてるのか? 」
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主人公・心の中
「 親父、お袋、思い出をたくさん、ありがとな 」